第36回 「冬もバテます・・・」

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連載コラム 「感染管理に関わるあれこれ」

 

第36回  「冬もバテます・・・」 榮留富美子

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新しい年を健やかにお迎えと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

まだまだ寒さも厳しく、立春はまだまだ先ですね。

寒波、猛吹雪・・・皆さん、寒さ対策は万全でしょうか?

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そして、この時期は、暴飲・暴食、体力が落ちやすいイベントの多い時期ですが、
体調を崩しバテたりしていませんか?

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冬にバテる?と思ってしまう方はいませんか?

「冬バテ」あまり聞き慣れない言葉ですが、ご存じですか?

冬にもバテる「冬バテ」とは、夏の暑さとは逆に、
寒さによって夏バテのような体調不良になることを言います。

正直、殆ど使ったことがなく、聞きなれない言葉でした。

この「冬バテ」は、体調を崩し免疫力を下げ、
免疫力が下がると感染症にかかりやすくなります。

と言うことは、つまり感染対策が必要になります。

今回は、「冬もバテます・・・」の話をします。

 

1.冬バテの原因

 

「冬バテ」は、夏バテと同様、自律神経が大きく関係しており、
自律神経のバランスが崩れてしまうことで起こります。

冬バテは、寒さが原因で交感神経が優位となり、
身体が興奮した状態が続き、
身体を休ませることができずに疲れて果て、
結果、バテてしまうことになります。

冬バテは、寒暖差が大きいと症状がひどくなると言われています。

屋外などの寒いところにいると交感神経が優位になり、
その後、暖房の効いた温かいところに行くと副交感神経が優位になります。

これを繰り返すことにより、
自律神経のバランスが極端にどちらかに傾き大きな負担がかかり、
体調を崩してしまうことになります。

少しだけ、「夏バテ」について補足すると、
暑さによって身体は、副交感神経が優位の状態、
常にリラックし活力が出てこなくなり、
逆に動くことすら辛くなります。

これが「夏バテ」です。

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2.冬バテの症状

 

冬バテの症状は、頭痛、倦怠感、疲労感、イライラなどです。

そして、体調のコントロールができなくなります。

身体を動かすことが億劫になるこの季節は、
運動不足により血行不良になり、身体の冷えを招き、
手足のむくみや肩こりや頭痛も起こりやすくなります。

冷えが続くと、体温が低下し免疫力が下がります。

つまり、「冬バテ」している身体は、感染症にかかりやすくなり、
風邪やインフルエンザ、ノロウィルスに感染しやすくなるのです。

 

3.冬バテの対策

 

冬バテを解消するためには、「自律神経のバランスを整える」ことが大切です。

自律神経は正常であれば、
昼は交感神経が優位になり、
夜は副交感神経が優位になり、
つまり、昼は活発に活動することができて、
夜はきちんと睡眠がとれます。

 

《 朝目覚めたら・・・》

①朝日を浴びて軽く身体を動かしましょう
②深呼吸をしましょう
③朝食をしっかりと食べましょう

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《 夜寝る前は・・・》


①パソコンやスマホは控えましょう(画面から発する光で体が興奮するため)
②湯船に浸かって身体を温めリラックスしましょう
③好きな音楽を聴いたり、アロマなどでリラックスしましょう

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*手洗いや咳エチケット、うがい等をしっかりと行いましょう。
自律神経のバランスを整え、免疫力をアップしましょう。

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榮留 富美子(えいどめ ふみこ) 

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・プロフィール・長崎県大村市出身。2016年3月、陸上自衛隊を定年退職。2016年4月、EIDOME Consulting 開業。自衛隊中央病院高等看護学院卒業後、陸上自衛隊の看護師として、臨床現場、看護教育、部隊カウンセラーとして勤務。特に、感染管理認定看護師取得後は、自衛隊中央病院において専従として感染制御活動に携わる。

現在は、これまで培ってきた知識や技術を活かし、企業とコンサルティング契約、また、日本環境感染学会教育委員としての活動やフィットテスト研究会、感染管理認定看護師課程等において感染管理や労働安全衛生の非常勤講師として活動している。

 

 

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