【派遣ナースをこれから始めようと思っている看護師の皆さん、そして派遣初心者ナースの皆さんへ】
自由なライフスタイルで働きたいナースにピッタリなのが【派遣】です。
ところが、良く知らずに失敗しちゃう人や、周りに迷惑を掛けてしまう人、さらには医療ミスにつながるケースまであります。
派遣は身近だけれど、その実態は派遣初心者には知らされていない事がほとんどです。
#3派遣ナースが向いていない人
「自由なライフスタイルが実現できるから、あたしも派遣やろう!」って、気軽に始めてしまう派遣ナースですが、ベテランの皆さんはご存知の通り、派遣が向いていない人っていますよね。
そこで、今回は、「派遣ナースが向いていない人」をまとめてみました。
■急に体調を崩しやすい人
派遣ナースは看護の職場の助っ人です。
急に派遣ナースに休まれると、ただでさえ人手不足の職場は大変な事になります。
特にデイサービスや訪問入浴、検診、等、少人数で働く職場だと、そのダメージは図り知れません。
せめて、急な休みでも誰かがカバーできる体制の職場を選ばなければなりません。
チョコチョコ休むと評価が落ちて、人間関係が悪くなったり、更新してもらえなかったり、辛い働き方になってしまいます。
■基礎的な看護技術が身についていない人
看護師免許を持っていても、色々な事情で、看護の基礎が出来ていない方がいます。
バイタルサインの取り方と見方、体位変換や、体の移乗、与薬の仕方、衣類の着脱、清潔操作・・・。
この状態で派遣ナースになってしまうと、本人も周りも大変です。
基礎的な事が身についていれば、職場固有のケアや処置は簡単な指導で出来るようになるかもしれません。
しかし、派遣をお願いするような人手不足の職場が、最低派遣期間の2か月で辞めるかもしれない方に、基礎から指導をする事はまれだと思います。
ケチョンケチョンに言われて、2か月で切られて落ち込まない事を祈るばかりです。
基礎が抜け落ちてしまっている方は、派遣ではなく、看護協会(eナースセンター)の復帰プログラムか、きちんと指導してくれる職場に就職する事をお勧めします。
■覚えるのが苦手な人
派遣ナースは、派遣された初日からすぐ戦力として働かなければいけない事が多いものです。
マニュアルをさっと見て、業務を頭に入れて・・。
デイサービスでは、患者さんの名前を速攻で覚えながら、間違いのないようにやっていきます。
覚えるのが苦手な方は、以前やっていた業務をするなど、やり慣れているものを選ぶなら大丈夫かもしれませんが、それでも、各職場によって違う事を、サッと覚えるのは、皆が出来る事ではありません。
ですから一般的には、ある程度以上年齢が高くなればなるほど、派遣ナースはしんどいものになってきます。
■のんびり屋さん
覚えるのも、仕事もマイペースなのんびり屋さんが派遣ナースをする時は、派遣先を選ばなければいけません。
派遣ナースの行き先は、人手不足で忙しい事が多いものです。
他のナースと比べてスローが目立つと
「派遣なのに・・・」
って思われちゃう事になる可能性大なんです。
「わたし、スローな性格で・・・」って言い訳ができません。
「だったら派遣ナースにならなきゃいいんじゃない?」ってすぐ言われてしまいます。
そんな方でも大丈夫そうな派遣の職場は、業務の少ない夜勤の職場、少人数のデイサービス等。
ここまで読んで頂いた派遣初心者の方で、「意外と派遣ナースってハードル高いじゃん!」って感じた方は要注意です!
*このコラムは、増えている派遣ナースのミスマッチやトラブルをなくすため、そして派遣ナースの質の向上を図るために作成しています。
【プロが教える上手な派遣の渡り方】
日時:5月23日19:00~21:00
場所:三軒茶屋 ピアノラウンジ AMADEUS(貸し切り) 駅徒歩2分
http://lounge-amadeus.com/
東京都世田谷区三軒茶屋1-32-13-1F
TEL.03-5787-5608
地図はこちらから
https://www.facebook.com/lounge.amadeus/
参加費:2500円(ドリンク1杯・軽食付き)現地集金
参加者10名
お申し込みはこちら
https://goo.gl/forms/nr9vwwAukYeABaJl1
・プロフィール・岩手県生まれ。ナースプロジェクト代表。2015年株式会社キタイエ取締役就任。職業紹介責任者。防衛医科大学校高等看護学院卒業後、同大学病院にて勤務。退職後、武蔵野女子短期大学に学び、卒業、結婚、出産を経て看護師として復帰。現場での経験から現在の転職事情に危機感を持ち、ナースの転職について研究を進めている。現在、看護師のために正しい転職情報を発信している。
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