個人が看護師に仕事を依頼

看取りサービス~看護師によるお看取り

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在宅看取りって一体どんなものでしょうか?

誰でも出来るものでしょうか?

「お父さんを家で看取りたいんです。手伝ってくれませんか?」

そんなご依頼が今日もあります。

駆け付けてのお看取りの後、「来ていただいて本当に良かった。」と笑顔と涙。

「最高のお見送りでしたね。」と私

このプレミアムな看取りサービスとは、一体どんなものでしょうか?

 

病院や施設の看取りは、多くの看護師は経験があります。

訪問看護ステーションが増えてからは、在宅での看取り経験の多い看護師も増えてきました。

光の時間のプレミアムサービスは、上のどれとも似ている部分はあるけれど、大きな違いがあります。

一体何が違うのでしょうか?

目次

  1. 保険サービスの看取りサポートは充分ではない。
  2. 看取るのが不安な家族
  3. 1000人看取った看護師
  4. ”光の時間”の看取りとは
  5. おわりに

 1.保険サービスの看取りサポートは充分ではない。

病院や施設、訪問看護では、沢山の利用者様を看ています。
だから一人の方にかけられる時間は、ギリギリ最低限の事が多いです。
病院でも施設でも、「訪室したら患者さんの息が止まっていた」というケースはあります。
スタッフ訪室以外の時間は、看取りであっても患者様は一人でベッドで時間を過ごすのがほとんどでした。   訪問看護では1回の訪問時間は1時間程度の事が多く、次の訪問があるため、看護師はずっとついている事ができません。
在宅の訪問医や訪問看護は、最終段階では「息が止まったら呼んで下さい」と言います。

在宅で看取りをするのはご家族です。

独居の方では、訪問看護が入っていても、お一人で亡くなられているケースは珍しくありません。
私の知人の訪問看護師は、それが3件続いて、訪問看護を辞めてしまいました。「あまりに悲しすぎる」と。

私も、病院や施設で働いていた時は、旅立とうとしている方の側に、もっと寄り添っていられたら、といつも思っていました。

 

2.看取るのが不安な家族

現代は核家族化で、看取り経験のある一般の方は、かなり少ないと思われます。
また、少子化で、看取る家族がただ一人、という事もあります。当然、お看取りは経験がなく、とても不安になって、救急車を呼んでしまう方が後を絶ちません。また、1人暮らしで誰にも看取られずに亡くなる方もいます。国は在宅での看取りを推奨しているようですが、環境はまだまだ整っていないように思います。

 

3.1000人看取った看護師

看護師の中には看取った人数を誇らしげに言う方がいます。1000人と言っている方もいます。それはどんな看取りでしょうか?
おそらくは臨終の際の一連の看護だと、同業者である私はわかります。そしてその看取りは、おそらく、多くの看護師がやってきた看取りのケアです。息を引き取った後は、エンゼルケアと、ご家族への対応と・・・。そして一般の方のお看取りのイメージもこれに近いものがあるかもしれません。

4.”光の時間”の看取りとは

保険サービスでは叶えられないプレミアムな看取りサポートとは、どんなサービスでしょうか?

看取りの時期は、大切な人とお別れし、自分の人生に終止符を打って旅立つ時です。
病院の業務の中の短時間の看取りではできない事が沢山あると思います。
実際、今の保険外自費サービスの看取りでは、長い時間をお世話させて頂き丁寧にお世話させて頂きます。お一人の看取りにかける時間は、想像をはるかに超え、1人の方を看取るという事は、とても大きな事だと実感しています。

光の時間のサービス内容は、お客様によって違います。

お客様お一人お一人に合わせて、最後の時間を、お客様のためだけに考えて、スキルの高い看護師が、心を尽くしてお手伝いさせて頂きます。

以下はサービスの一例になります。

穏やかなご家族のふれあいの時間を作る~場の贈り物

最期の貴重な時間は、ご本人様とご家族にとっての大事な時間です。安心してその時間を取っていただけるように、状況説明、医療従事者との連携を図りながら、出来るだけご家族とお過ごしいただく時間を作ります。

ベッドサイドを花で満たす~視覚の贈り物

お花が好きなお客さまでした。ベランダで花を育てていらっしゃいましたが、起き上がれなくなって花が見られなくなったので、見える所にお花をきれいに飾りました。喜ぶお客様の笑顔を見て、お客様のご家族が、どんどん花を買ってこられ、いつの間にかお部屋はお花の園になりました。夜はライトアップもし、美しい空間が、お客様の最期の時間を彩りました。お花と共に撮った写真の数々が、ご家族のグリーフケアになった事はいうまでもありません。

音楽~聴覚の贈り物

若かりし頃、ギターのお上手なお客様ご夫婦でした。お二人が演奏された思い出の演奏会の音源を流し、お部屋は常に懐かしいメロディーにあふれていました。最期の時間は、青春時代に思いを馳せながら、お二人の時間を巻き戻した時間になりました。

 絵本の読み聞かせ

子供たちに絵本の読み聞かせの活動をされていたお客さまでした。目を覚ましておられる時は、その絵本をベッドサイドでそっと読み聞かせさせて頂きました。やさしいやさしい絵本で、お客様の穏やかな時間が流れていったようでした。

 小鳥のさえずり、森のせせらぎ

目を覚まされた時は、心地良い森の音を流します。まるで森の中にいるような、爽やかな時を過ごして頂く事ができます。

コーヒーの香りに包まれて~嗅覚の贈り物

コーヒーが大好きなお客様でした。飲み物も飲むことができない状態でしたが、美味しいコーヒーをお入れして、ベッドの側にそっと置いておきました。温かい香りがお客様を包み込み、ご家族様と一緒のコーヒータイムとなりました。ご本人様は目を閉じたままでしたが、想い出話に時折笑いも混じり、ご家族様のお気持ちも和らいだ時間となりました。

温かさに触れて~知覚の贈り物

血液循環がだんだん悪くなってくると、手足が冷たくなってきます。そこで、湯たんぽや電気毛布、ホットタオルで温めて差し上げます。また、手の温もりは、お客様も安心されるケアです。そっと手で触れて、温かさ、安心感を伝えます。

お好きな味を~味覚の贈り物

最期が近くなってくると、食べたり飲んだりができません。水も飲むと危険な時なので、飲んで頂く事も難しいかもしれません。口の中が乾くので、湿らせたスポンジなどで、口の中をきれいにする事は必要で、その際に、お好きなお茶、コーヒー、など、お好みのお味で少し湿らせて差し上げる事も可能です。ウイスキーを希望されたお客様もいて、物品を工夫して、凍らせてほんの少しなめて頂いたケースもありました。むせるリスクがありますので、慎重にして差し上げる事が必要です。

良い気で満たす~良い環境の贈り物

人間は想念の生き物だそうです。良くも悪くも「気」が大きく人間に作用しています。
穏やかに過ごすためには、環境も大きく作用しています。お部屋をきれいにして、お客様の好きなもの、気の良いものを飾ります。

良い気で満たす~その2

ケアさせて頂く者の気を整えて、場の気も整えます。また、「癒し」「祈り」でお客様の安楽へアプローチします。お客様の魂が癒されますよう、心を込めて祈ります。

 

その他

オムツ交換や清拭などの清潔ケア、身体状況の確認、必要な家事手伝いなどは全て含まれています。

担当者独自のサービスが織り込まれることもあります。例:アロマケア・スライドショー作成・ヒーリングタッチetc.

 

5.おわりに

「お葬式に沢山のお花もいいけど、生きているうちに好きなお花をいっぱい飾ってあげたい」そんな気持ちから、生きている時間に、出来る事を精一杯してお見送りする、悔いのないお看取りを提唱しています。それは自分が父にそうしてあげられなかった後悔があるからかもしれません。この後悔は15年以上経っても消える事はなく、「ごめんね」と今も父に語り掛けています。

今は看取りの場で、ご家族にこう語りかけています。

「これ以上ない、最高のお見送りでしたね。」

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個人で雇う看護師「ナース家政婦さん」

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