「天才ピカチュウ」さんの、新連載ブログです。
実は認知症オタクな「天才ピカチュウ」さんに、
認知症に関するブログも書いて頂くことになりました。
私は私になっていく
今日は心地よい風が吹き、
風に揺れる木々の葉が、凄く綺麗です。
そんな日は、入浴が終わって外へ出ると
『ホッ』とします。
さて、前回に続き、ユマニチュードからのお話です。
今回は『見る』を試してみての私の感想を書きます。
再度書きますが、高齢者、特に認知症になると、
視野が狭くなります。
私の反省として、利用者さんに挨拶する時、
ベッドの真横に立つか座って挨拶していましたが、
視線を合わしていませんでした。
もうお分かりですよね。
「声はしてるけど・・・どこにいるの?」
利用者さんを代弁すると、
こう仰るのでは無いでしょうか?
今、私は寝たきりの利用者に対しても、
ハッキリと顔を見て視線を合わす様にしました。
すると・・・普段硬い表情の利用者さんも、
一瞬表情が和らぐ時があります。
そしてよく行く利用者さんでしたら
顔なじみにもなるので、
ニコっと笑ったり、
うなづかれる事もあります。
毎回100%ではありません。
利用者さんも眠たい時もあります。
また、色々な感情の時もあります。
でも親しみ込めた視線を送ることで穏やかになって下さいます。
穏やかな気持ちになってお風呂に入る・・・
何て素敵なことでしょう・・・
私の母親にも、以前は
「来たよー」
とドア開けてスグに言ってましたが、
その時は
「はー?」
と言う表情でした。
普段椅子に座っているので。
座っている椅子の真正面に行き、
目線を合わせて話し出します。
そしたら、ドアを開けてスグに声かけてた時と違って、
不安な表情は無くなりました。
「見る」だけだったら30秒もかかりません。
1回でできなくても、
繰り返し繰り返しやる事で、
きっと穏やかになって下さると思います。
では、次回は「話しかける」について書きますね。
介護を快護にしようよ。
コメントを残す