「はい、○○クリニックでございます。如何されましたか?」こんなセリフで電話を取るのが今の私の仕事です。2つ前の職場で徹底的に接遇スキルを教え込まれ、医療はサービス業だと思って働いています。そう思っていると大抵の事は我慢出来るような気がしています。そもそも、私の仕事って何だろう、、、、
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#13新たな出会い
婦人科の検診室にも慣れ、初めのうちはどうしていいのか分からなかったドクターのオヤジギャグも、軽く流せるほどに馴染んできたこ
ろ、採血室のナースが二人も抜けることになりました。
一人は出産、もう一人は海外に行くという理由です。
急遽採血室の手伝いに駆り出されました。
もう派遣のおばさんナースは、言われるままに何でもやりますよ!
検診室ルームの採血室は以前の病院のそれとは随分雰囲気が違っていました。
健康な人が殆どなので血管が元気。
以外に
「いや~ん、こわいーいーっ」
て言っている女子より若い男性のほうが、倒れる率が高かったです。
それと、見た目ガテン系のお父さん。
採血中にみるみる顔が青くなって冷汗が出てきたり、普段は血管が出ているのに針を見た瞬間から血管が無くなったりして。
キャーキャー弱いふりをしても、結局は女性のほうがメンタルが強いんだなー、と実感できました。
採血ルームは午前午後と合わせて200人弱検査に来ます。
普段は2人で回していますが多い時は4人体制です。
その足される人が、早く終わる内視鏡室や婦人科耳鼻科あたりから回ってくるのです。
初めのうちは
「健康な血管、刺しやすい。」
って、調子良かったのですが、こなす人数が40人を超えたあたりからおかしくなります。
腰が痛くなるし、同じことを話すのでだんだん何を言っているのか分からなくなったりします。
繁忙期だけでも人を足そうと新しく派遣さんが入ることになりました。
初めての後輩です。(笑)
さて、新しいナースさん、一生懸命やっていてまじめな感じです。
私はよいしょされていい気分に。
翌日、なかなか登場しない彼女。
師長さんが遅れると伝えてきました。
今日も忙しく目が回りそうでした。
お昼前にやって来て、飼っている犬の具合が悪くて病院に連れて行っていた、と。
我が家も犬を飼っているので心配なのは痛いほど分かります。
家族が病気になると大変です。
ほんとに早く良くなるといいですね。
「お昼休み明ける少し前に仕事の申し送りをしますね。」
とお話ししたのに、
「今日は忙しいので」
と断られました。
(そんなこともあるのか。)
この時は思ったのでした。
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