時々、看護師を看護士と書いてあるのを目にします。
正確には「師」です。
以前は女性看護師を看護婦と、男性看護師を看護士と区別していたようですが、2002年に看護師へと名称が変更されました。
ではなぜ「士」ではないのでしょうか?
goo国語辞典によると「師」の意味は以下のように書いてあります。
し【師】 の意味
出典:デジタル大辞泉
- [名]
- 1 学問・技芸を教授する人。師匠。先生。「―の教え」
- 2 僧・神父・牧師などを敬っていう語。
- 3 中国、周代の軍制で、5旅 (りょ) すなわち2500人の称。転じて、軍隊。「征討の―を起こす」
これを見ると1.にあたります。
では「士」は・・・
し【士】 の意味
出典:デジタル大辞泉
- 1 男性。男子。また、特に学問・道徳などを身にそなえた尊敬に値する人物。「―に一定の論あり」「同好の―を募る」「博学の―」
- 2 さむらい。武士。「―農工商」
- 4 一定の資格・職業の人。「弁護―」「イエズス会―」
これを見ると4に当てはまりそうですね。
他のページでもう少し詳しく調べてみると
【「士」は専門の知識・技術を使う仕事に使われる。資格が必要】
【「師」は、豊富な知識を持って指導する立場の仕事に使われる。免許が必要】
という区別が書いてありました。
これですね。
看護師には、指導するという役割があるのです。
学生の時に学んだ、という記憶のある看護師さんは沢山いらっしゃると思います。
そのための猛勉強の日々・・・
医師・歯科医師・薬剤師・教師・宣教師・牧師・放射線技師・看護師・鍼灸師
弁護士・弁理士・公認会計士・行政書士・司法書士・介護士・理学療法士・消防士
一般の方にはわかりにくいこの違いですが、書き並べただけでもちょっと区別しにくい感じですね。
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