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3.11を前に「大震災 自閉っこ家族のサバイバル」高橋みかわさん

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今回は被災地の復興に向けて活躍された一人の看護師さんと、ご著書の紹介です。

【高橋みかわさん】

高橋さん(仙台市在住)は最重度の知的障害を持つ自閉症青年「きら」のお母さん、そして看護師さんでもあります。

被災地で復興に向けて活躍された高橋さんは、2014年エイボン復興支援賞を受賞しています。

東北大震災の直後から、高橋さん自身も被災しながら、自閉っこを抱えるママ達の困難さを想い、「一人じゃない」と励ますためにメールの配信を始めました。

「みかわや通信」の始まりです。

 

ご著書「大震災 自閉っこ家族のサバイバル(単行本) 2011/7」では、震災から1か月までのブログを「みかわや通信」を中心に書かれており、他にそれぞれの自閉っこ家族が書いた避難生活の体験記等も書かれています。

「私達に起こったことは、いつでも、どこでも、誰にでも起こる可能性があります。そうなってほしくはないけれど、「もしも」の時に備えるため、この本が何かのヒントになれば幸いです。」と本の中で高橋さんは語っています。

 

今年、1月17日の「みかわの徒然日記では、阪神淡路大震災に触れ、あの時の想いを語っています。

とても印象的なブログでしたので、ご紹介します。

 

忘れないために

1・17
あの燃え盛る炎
四階、五階がつぶれた病院、市役所。
ただ、ただ、何もできず、、、
助かって、
火を消して、
水を届けて、
祈るようにテレビを見ていた。
きらと同じ自閉症児を抱えたご家族の大変さを思い、
何も出来ない自分が情けなくなり
同時に、自分が当事者にならなくてよかったと安堵し、、、、、。
まさか、その後自分が、自分達家族が同じような立場になるとは、少しも考えていなかった。

でも、阪神淡路大震災から教えてもらったことが、自分達に降りかかった震災のしんどさを軽くしてくれた。
忘れてはいけない。
学ばなければ。
語り繋いでいかなければ

・・・・・・・・・

災害はいつわが身に降りかかるか分からない、だからこそ語り継ぐ事が大切であると高橋さんは教えてくれています。

 

 

ご著書の紹介

大震災 自閉っこ家族のサバイバル(単行本) 2011/7

内容紹介

・・・・・・

大地震……大津波……ライフラインが止まった……
そのとき、なにが起きたのか人々は、どうしたのか

宮城で被災した自閉っこのママたちがあの日、
家族に起きたことを家族はどうやって生きのびたかをリアルに綴る

「伝えたい」「残したい」「次につなげたい」願いをこめて

私たちにも、大きな震災がやってくるかもしれない……
そのとき、どうすればいいのかこの本は、たくさんのことを教えてくれる

アマゾンから引用

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高橋さんのご著書としては他に、重度の自閉症に特化した

「重い自閉症のサポートブック」(2011/2)があります。

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個人で雇う看護師「ナース家政婦さん」

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