ハイスキルな看護師?知識は行動を伴って初めて意味がある
こんにちは!
看護師10年目のゆみかおるです!
専門看護師や認定看護師、診療看護師が認知されるようになり、
最近では特定行為に係る看護師の研修などもスタート。
ハイスキルな看護師というイメージですね。
一昔前までは看護師の資格があれば食いっぱぐれることはないと思われていましたが、
だんだんとそのイメージは変化してくるかもしれません。
看護大学の新設ラッシュや平成30年度診療報酬改定などにより、
将来看護師の数が飽和状態になる可能性も関係しているようです…。
そのため、専門や認定などの資格までいかずとも、
看護師プラスαの資格や経験が注目されるようになっています。
そこで、看護師の資格について一つ、私が思っていることをまとめてみました。
その資格は何のために取ったの?
昔よりずっと資格取得やセミナーなどの情報が出回るようになり、
敷居が低くなった分、若い子でも積極的に資格取得する勉強熱心な子も多いと感じます。
しかし、なかにはなぜその資格を取ったのか目的が明確でない子もちらほら。
「○○の資格、今度取りに行ってきます~!」と張り切っていたので、
「その資格何に使うの?」と聞いたら「え?」みたいな空気になるという…。
え、こっちが「え?」なんですけど…(笑)
よくよく話を聞くと、
「先輩がこの資格持っていて、役に立つよというから取ろうかと思いました」と。
間違っているわけではないんだけど、なんかなぁ…もう一歩ほしいところ。
目的と手段が逆になっていない?ってことですね。
本来は「○○の資格を取って、病棟の○○の患者さんのケアに生かしたい」
とか「こういう取り組みをやっていきたい!」とか考えてほしいところ。
もしくは、今はよくわからないけど、
資格を取ってからみえてくるものが変わって、
そこから考えたいというスタンスもありかなとは思います。
だけど、資格を取ることがゴールみたいになっている人も実際にいるのです…。
BLS、ACLS、ISLS、ICLS、JPTEC、PEARSなどなど。
救急関連の資格などは比較的持っている人も多いですが、
プロバイダーを取って、バッジをもらってそれで満足している人いませんか?
ハイスキルな看護師の意味をはき違えていませんか?
すぐに現場で生かせない状況の人も多いかもしれません。
それでも資格を取りに行ったのに、
その後の学ぶ姿勢や振り返りがなく、
全く生かせてないじゃん…という残念なこと。
資格を取らないよりはマシと思っちゃえばそれまでです。
だけど、ただのコレクションみたいになっているの、
それってもったいなくないですか?
資格や知識を得てどうすればいいのか?
昔、お世話になった先生がよく言っていたのは、
「知識は行動を伴って初めて意味がある」というもの。
吉田松陰の言葉にもあります。
知行合一:知識だけでは意味がなく、行いが伴ってこそ、その知識には意味があるという教え。
せっかく勉強して知識を得ただけでは、成長できないんですね…。
看護師でいったら実際に患者さんへのケアにつながることや、
スタッフ間との連携に活用できるなどでしょうか。
若いときはそのことがよくわかっていない部分もありましたが、
今では資格を取って、もっと意識して行動しなければ…と思うようになりました。
みなさんも、今一度その資格は何のために取るのか…?
その資格を取って、どんなふうに勉強していきたい、
活用していきたいのか、その先のことまで考えて実際に行動に移してほしいと感じています。
それこそ、本当にハイスキルな看護師への第一歩となるでしょうね!
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