私がこの職場を選んだ理由・・・今回が最終回です!
色々と転職した方でも、一番覚えているのは
最初に勤務した所ですよね。
そこで学んだことは一生残ります。
大学病院は、年齢を経てからではハードルが高くて目指せない事が多いものです。
若いからこそチャレンジできる、そんな職場の一つが大学病院。
私がこの職場を選んだ理由
大学病院/循環器・心臓血管外科
准看護師時代、最初は整形外科
准看護師の時、新卒で配属されたのは整形外科でした。
特に希望したわけでもなく、配属された場所。
>ある、ある・・<
でも、整形外科は手術やリハビリで回復していく過程がよくわかるので面白い職場でした。
患者さんも比較的若い方が多くて、
滅多に亡くなる方はいませんでした。
ある時、患者さんがベッド柵に首を挟んでしまい
意識消失しているところを発見されました。
私が病室に着いた時には、先輩が処置をしているところでした。
個室に移された患者さんは間もなく意識を取り戻し、
後遺症もなく回復されました。
>発見と手当が早くて良かったね~<
でも、急変の場面で、私はただ立っていることしかできませんでした。
その時、急変時の対応ができない、わからない自分を思い知りました。
しばらくして、正看護師になるために進学しました。
正看護師免許を取得し、一度は働いてみたいと思っていた大学病院に勤めることになりました。
(大学病院では准看護師を採用していないところがほとんどなんです。)
希望した配属先は、循環器・心臓血管外科病棟
この診療科を希望した理由は、急変時の対応ができる看護師になるため。
>想いを実現したんだね~。それからはどうでしたか?<
心臓疾患を持つ患者は致死的不整脈を起こすリスクが高く、
また、心筋梗塞など、他の診療科に比べて急変対応をする機会が多いのです。
そして、致死的不整脈から回復するかどうかは
初期対応にかかっていると言っても過言ではありません。
この病棟に勤めて初めてBLS、ALSという言葉を知りました。
BLSとは一次救命処置、ALSとは二次救命処置のこと。
院内や外部の講習を受け、急変時の対応について学びました。
実際に患者さんの急変に立ち会うことも、何回もありました。
講習を受けていても、実際の急変の場面では心臓がばくばくしてしまいます。
でも、講習で学んだことを思い出しながら
他のスタッフと協力して急変対応をやり遂げた後は達成感があります。
もちろん、関わった患者さん全員が助かるわけではありません。
それでも、急変対応の振り返りを行い次に繋げる、
という思いを持つことで自分自身がスキルアップしていることを実感できました。
また、高齢化の進む現代では心臓疾患を持つ高齢者が多く、
循環器の知識を持っていることが強みになっています。
現在は勤務する領域が変わりましたが、
循環器・心臓血管外科病棟で学んだことが活きています。
いかがでしたでしょうか?
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