実は認知症オタクな「天才ピカチュウ」さんに、認知症に関するブログも書いて頂くことになりました。
#2 まるで魔法みたい part1
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今日はいつもよりかなり早く仕事が終わったので、
家に帰ってYouTubeを見てました。
そう。
私の好きな宝塚80~90年代の「ベルサイユのばら」で、
私が大好きだった人が出ておられるのを探して・・・。
ベルサイユのばらで、オスカルはバスティーユの戦いで
「フランス・・・万歳・・・」
と言って天に召されます。
またまた前置き長かったです。
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フランスと言えば!
「ユマニチュード」です。
ユマニチュードは、”見る、話しかける、触れる、立つ”
を、4つの柱とし、150を超える技術からなります。
鬱状態や行動心理症状(BPSD)の方に対応すると、
穏やかになられる事から
「魔法のよう」
と紹介される事も多いです。
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私も実践しますが、本当に穏やかになられますよ。
「そんなん病院は、忙しいから出来っこない、」
「施設は利用者1人じゃ無いよ」
と言う声が聞こえて来そうです。
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以前勤めてた病院でも
「えっ?ユニマット?何それ?」
「そんなんしたって一緒」
とか言われてました。
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今でも
「次の利用者、ニンチ(ほら出た!)があって怒り出しますから」
と紹介される時あります。
その時に実践すると利用者は、ニッコニコ(*⌒▽⌒*)で、入浴もスムーズに出来ます。
すると殆どの人が
「何したん?」
と聞かれます。
では、どのようにするのか・・・簡単に書きます。
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『見る』
高齢者特に認知症になると視野が狭くなります。
ハイそこがポイント。
だから、同じ目線の高さで、20cm程の近い距離(日本人には少し近いかも)で
親しみ込めた視線を送ります。
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『話しかける』
例え反応が無くても積極的にポジティブな言葉を加えます。
そう実況しながら・・・
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『触れる』
人間関係を親密にさせる上で、ボディタッチは非常に効果的である、
と言われてますが、ユマニチュードでも推奨されてます。
御本人の背中や手を優しく包み込むように、
手のひらを使って触れることで安心感を与えます。
逆に忙しく無言で触れることは逆効果です。
『立つ』
ユマニチュード考案者ジネスト氏が
「自分の足で立つ事で人間の尊厳を自覚する」
と語っておられます。
ユマニチュードは最低1日20分は立つことを目指してます。
でも、無理やり立たせようとする事だけは避けて下さいね。
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今回は研修で習ったことを元に触りだけ書きました。
忙しかったら『見る』だけでも試してください。
それが出来たら、『話しかける』をして下さい。
そんなに時間は取らなくても大丈夫です。
次回はユマニチュードの実践の仕方を書きます。
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