訪問入浴 GO! 第7回
アルバイトで始めた訪問入浴ですが意外とはまってしまい、今や天職に!
訪問入浴介護とは、看護師(以後Ns)ヘルパー(以後HL)オペレーター(以後OP)が移動入浴車等で各家庭を巡回し、特殊浴槽を家庭に持ち込んで入浴の介護を提供する(介護保険法より抜粋)と介護保険法にあります。「訪問入浴GO!」第1回目はこちら]
#7『ロッテンマイヤーさん』
皆さんは、『アルプスの少女ハイジ』という物語をご存知ですか?
今、私はYouTubeを見て感動してました。
もし良ければ、YouTubeで見てくださいね。
その中の登場人物『ロッテンマイヤーさん』て思い浮かぶ方おられますか?
ある日の仕事の話です。
「今日は4人乗りです。」
と朝言われました。
午前中は、凄く教えて頂けて、テキパキ仕事をこなす人。
「頑張らな!」
と気持ちも高まります。
これは午後からのお話です。
訪問入浴は定年があまり無く、ご高齢の方もNsとして仕事しておられる方は居られます。
午後からは、「教育係」と言われてるご高齢の方と一緒でした。
その方は「the昭和の看護師」という感じ・・・
多分平成の看護教育改革なんて、知らない人だと思います。
で・・・その教え方は、私が看護学校卒業してすぐの時に、指導されたやり方・・・
未だにこんな指導する人いるんだァ
ってびっくりしました。
「あ~血圧の測り方が・・・」
「あ~服の脱がせ方は」
「もっと早くして!」
などなのに、挙句の果ては
「慌てなくても良いから!」
と矛盾な所も・・・
でも、卒後すぐの頃を何となく懐かしく思い出してました。
あっ、その時の利用者さんの顔・・・凄く不安そうでした。
それもそのはず、どれだけ認知症がある人でも難聴がある人でも、雰囲気を察してしまうものです。
私は心の中で、「私と来てしまったばかりに、ごめんね」と利用者さんに言ってました。
でも、その日のロッテンマイヤーさんは歯止めが効きません。
私のやる事一つ一つが、気になるみたいで・・・全て指導が入りました。
そこで私は考えました。
ご高齢の上、教育係。
でもいつ自分のポジションを奪われるか・・・といつも不安なんだろうな・・・。
と思ってる時に仕事が終わりました。
そして次の仕事の時、同伴した利用者さんのお宅に、Nsとしては1人で行く事になってました。
いつもの様に、
「こんにちはー」
と入って行き、利用者さんに挨拶すると
「大丈夫なん?」
と言う不安そうな表情。
その利用者さんはお話出来ませんが、理解力のある方です。
「この間はごめんなさい。今日は私1人だけど頑張るね」
と話掛けたら笑顔になって頂けました。
今は、私なりのやり方と、ロッテンマイヤーさんのやり方を混ぜて頑張ってます。
まだまだ未熟な所もありますが、必ずロッテンマイヤーさんを、抜いて見せます!
さっ次も訪問入浴Go!Go!Go
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