【災害・救急看護のプチ勉強会】第2回
~大切なデブリーフィング(結果の報告や事実確認、振り返り)~
こんにちは。
関東の小さな病院でICU看護師をしている、あーちゃんです。
ちなみに、自分で「あーちゃん」なんて言っていますが・・・
30歳をとっくに過ぎたいい大人ですけどね。
呼んでくれるのは、大好きな彼です。
って、のろけてすみません(笑)
でも、人は一人では生きていけない。
そんな時に、一人でも自分のことを本当に信じてくれて、
必要としてくれて、
支えてくれる人がいると、
人って強くなると私は思います。
それが、彼でもいい、友達でもいい、親でもいい、
もしかしたらペットでもいいのかもしれませんね。
情報がたくさん溢れる現代だからこそ、人との繋がりを大切にしたいものです。
さてさて、今回は、コミュニケーションについて書いてみようと思います。
と言っても、私自身、コミュニケーションの先生でもなんでもありません。
自分自身が苦手とする分野でした。
いじめられたこともあります。
やったことを「やってない!ウソつくな!」と先輩に怒鳴られたこともあります。
その事例は、やったことが事実だったので、あとから先輩は泣いて謝ってきました(笑)
あの時は辛かった。
逃げ出したかった。
悲しかった。
でも逃げなかった。
自分に自信をつけるために、いっぱい勉強もしました。
自分を守ってくれる盾のように、鎧のように資格をとりました。
自信がないなら、自信がつくまでがむしゃらに努力したらいいと思う。
自信ってそんなに簡単につくものじゃないけれど、
自分を嫌いな人も、自分が自分を好きじゃなきゃ、自分が可哀そうだと私は思います。
さて、本題へ。
皆さんは、「救急車が来るよ~」「○○さん、急変のリスク高いです」「○○さんが急変しました」なんて聞いたら、どう思いますか?
多くの人が「どうしよう・・・」ってなると思います。
私も経験を踏んでいても、やっぱり緊張します。
中には「嫌だ」って人もいるでしょうね。
逆に「わくわくする」って人も、私の周りにはいます(笑)
素直な気持ちは持っていていいと思います。
そんな緊急事態って、みんな緊張するし、不安だし、
怖いし、アドレナリンでまくるし、
どうしてもうまく回らないことってありませんか?
ピリピリしたムード、聞いても怒鳴られる・・・。
私はそんな場面をいくつも見てきました。
患者さんの命が関わっているから、みんな真剣ですよね。
そりゃそうです。
だからこそ、私は心がけていることがあります。
「人は完璧じゃない。間違えることもある。緊急事態だからこそ、いつもより冷静に」
私はメンバーで動くことも、リーダーで動くこともあります。
メンバーになって、リーダーがどう動くのか観察していることもあります(怖いですね(笑))。
みなさんは、緊急事態があったあと、振り返り(デブリーフィング)をしていますか?
直後じゃなくてもいいと思います。
デブリーフィング=結果の報告や事実確認、振り返り
と言われています。フィードバックもよく振り返りとして使われますが、
フィードバックは行動に対して、デブリーフィングは行動+心理面にもアプローチするものだと私は考えています。
インストラクターを多数経験させていただいているからでしょうか。
いつもそんな視点で働いています。
チームダイナミクス
1、クローズドループコミュニケーション
2、明確な指示
3、明確や役割と責任分担
4、自己の限界の把握
5、情報共有
6、建設的な介入
7、再評価とまとめ
8、相互尊重
今は、このチームダイナミクスもよく聞く言葉だと思います。
色んなコミュニケーション手法を用いて、
みんなが同じ目標に向かって活動できると、
たとえ結果が残念なことになったとしても、
次に活かせると思います。
出来なかったことを振り返るのも大事。
でも、出来たことを振り返ることも大切だと思います。
「なんでできたんだろう」
「もっと良くするにはどうしたらいい?」
私はこっちを重視しています。
このコラムを読んでくださっている方の中には、
生き生き仕事を楽しくしている方もいれば、
そうでない方もいると思います。
仕事をするために自分がいるんじゃない。
自分のために仕事をして欲しいと思います。
色んなコミュニケーション手法を用いて、
皆さんが少しでも気持ちが楽に、
楽しく仕事が出来ることを願っています。
あーちゃんの勉強会はこちら
~「急変時対応は怖くない!先輩ナースと学ぼう」~
演習・交流会付!!
日時:9月28日18:30~20:30 (受付 18
場所: 東京都新宿区新宿2-6-3 藤和新宿コープ909号室
ペンネーム:あーちゃん
プロフィール:福岡県生まれ、東京・大阪育ち。看護学校より東京に戻る。
看護師歴:11年目、循環器・OPE室・婦人科泌尿器科・救急と経て結局循環器に戻る。
救急・災害分野で活動したくて、DMAT隊員資格を取り、各種成人教育のインストラクターを行うが、現在は、予防活動、災害の備え、地域との顔の見える関係つくり、DMATとして現場に行く仲間の後方支援、トータルペイン、エンドオブ・ライフケアなどに力を入れている。
コメントを残す