施設看護師X’ 第5回
その仕事は病院とはかなり違うものです。
知ってほしい、施設看護の魅力。
看護サマリーとは、”患者さんの情報のまとめ”のこと。
病院や施設から、他の病院や施設へ移る時に、
看護師の情報の伝達手段として使われています。
そこには、疾病の事はもちろん、薬の事、
患者さんの食事や日常の医療的ケアの事、等。
それを1枚見れば看護のケアに関する事がほとんどわかります。
しかしこのサマリーは病院や施設によって様式も違い、
こうでなければいけない、という決まりはありません。
でも看護サマリーは必ずあるもの、と思っている看護師の方々は多いですよね。
私もそう思っていました。
ところが、ところが、ない事もあるのだと最近になって知ってびっくりです。
患者さんが病院を退院されて入居した時に、
「看護師さんからお預かりしている書類はありますか?」
とお尋ねしたのですが、
「ありません。」
とのお返事です。
そんなはずはない、入院していたのは大学病院・・
病院に問い合わせると、確かに「ない」との事。
まじですか~!!
アルパカもびっくり!
今時は、サマリーを省略する病院もあるのですね。(@_@;)
世間知らずでした、私。
でも、この時は結構困りました。
結局電話で色々問い合わせたんですけどね。
普段いただく看護サマリーでは、
定期的な交換が必要なカテーテルの留置日や最終排便の記載がないのはよくある事で
ついには大事な医療の指示がないものまで・・
かとおもえば、パソコンでこれでもかという程の看護計画まで添えて下さる病院も。
きっと猫の手も借りたいほどの忙しさの中、作成して下さった事でしょう。
(サマリーを書いてくれる猫の手、欲しい!!)
色々なサマリーがあるものだと感じるこの頃です。
受け取るサマリーで、病院の様子を何となく感じ取る事が出来たり、
書いた看護師さんの几帳面さが伝わってきたリ、
直接会わなくても、すごく沢山の事が伝わってくるのが
この看護サマリーです。
手書きでびっしり書かれたサマリーを見ると、
「残業になってないかしら・・・」
など、勝手に心配してみたり。
電子カルテになっていない職場では、このサマリーを書くのは割と大変ですよね。
書くのが苦手な方だとかなりプレッシャーかも知れません。
自分の書いたサマリーを持って転出された方の転出先から
お尋ねの電話がないと、ホッとするのは私だけでしょうか?
ブログで、「看護サマリーの書き方と要約のコツ」を見つけました。
とても分かりやすい文章です。
そういえばサマリーのひな形ってあまり見ませんね。
上手な先輩の文章をまねて書く、これが手っ取り早い上達のコツでしょうか・・・。
それにしてもやっぱり、入居時はサマリーが欲しい・・・(´;ω;`)
こんにちは!いつも拝読しております。施設ナース2年目です。
サマリーない病院なんて!驚きました。書くことそのものが目的でなくて、看護の継続性とかって考えは古いのでしょうかね?病院を離れてしばらくたちますが、そんなものなのかな。
施設看護師X’です。
コメント有り難うございました。
サマリーもなくなったり、申し送りもなくなったり、時代の流れなんでしょうか・・
請求しないと書かない、とかでしょうか?
もしかして有料??と未だに引きずっています。
ちなみに、医師への情報提供書もなかったです・・(笑)