個人が看護師に仕事を依頼

#18「お父ちゃん、旅立っちゃった」私は私になっていく

happy_death
❝訪問入浴ブログでお馴染みの
「天才?ピカチュウ」さんの、連載ブログです。

実は認知症ケア指導管理士ナースの
「天才?ピカチュウ」さんに、
認知症に関するブログを書いて頂いています。

大変だ!!ピカチュウさんのお父さんが突然に・・・

 

私は私になって行く

 

#18 「お父ちゃん、旅立っちゃった」

 

木枯らし吹きましたね。

銀杏の木もそろそろ黄色の衣装を纏い始めましたね。

 

あの日は応援で違う事務所への出勤でした。

 

少し早いから近くで時間待ちしていたら、
普段電話なんてかけてこない兄から電話が・・・

「ん?」と思って出ると
「オヤジ急変したって病院から電話あった。」

私はすぐ管理者に電話して病院に向いました。

観察室に移動してたお父ちゃんは、息も弱く、咽頭ゴロ音も凄いです。

入院先は以前にもブログで取り上げた病院。

でもそのときは、医者もいて病状説明が有りました。

「前の日から嘔吐しているのに医者の指示で薬だけ服用とあり、
朝服用させたら嘔吐して暫くして様子見に行ったら痰を詰めて、
吸引したけど取り切れず今に至る・・・」

その時見た状態でもゴロゴロいってます。

ナースならわかると思いますが、ゴロゴロいってる患者さんに体位は仰臥位でしょうか?

私は冷静に、「今、吸引必要ですよね」と言ったら慌ててする始末。

それもヘタクソ!!

私がしたかったです。

少し落ち着いたので兄ともろもろやらなくてはいけないことをしに少し離れました。

すると電話が・・・

「すぐ帰って来てください」

帰ると弱い下顎呼吸をしてました。

あ・・・もう・・・という感じです。

 

10月30日12時50分83才で旅立ちました。

 

今回の入院は訪問入浴サービスに入る日だったので、
お風呂に入れてません。

私はエンゼル処置をかって出ました。

仕事上、清拭でも丁寧にやりたい、その気持ちで一杯でした。

 

でも現実は、一緒にしたのが、機械的に淡々と早く終わらせようとするナースでした。

 

髭そりは私がしました。

丁寧にしてたら「もう良いでしょ!」と言われました。

最後の最後に私がしてあげたかった事の半分も出来ませんでした。

 

心の中で「お父ちゃんごめんね」を何回も言いました。

 

病院で勤務されてるナースさんへ。

 

ナースにとってエンゼル処置は、
ただの仕事の流れ、それもイレギュラーの仕事で
さっさと終わらせたいでしょう。

でも家族にとっては、凄く大事な時間で、
最後の最後の親孝行の場面にもなります。

少し、自分の時はどうだろうか?と考えてください??

夜になって寝ようと思っても寝れずずっと泣いてました。

次の日お世話になった訪問看護ステーションに行き、
ご挨拶して、ナースさんに訪問看護に行った時の事を教えて頂けました。

もう涙涙でした。 今も一人になったら涙ですが、
お父ちゃんに出来なかった事、お母ちゃんに精一杯やろうと思うし
利用者さんにも精一杯やろう思ってます。

 

介護を快護にしようよ

個人で雇う看護師「ナース家政婦さん」

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