個人が看護師に仕事を依頼

新連載!転職ナース”さくら” #1「転職の始まり」

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#転職の始まり (これは小説です。)

私が関西の大学の看護学部を卒業したのは6年前。

看護学部を目指したのは、小学6年生の時、病気の患者さんに

笑顔で接する看護師さんの姿を見て憧れたからでした。

卒業後はそのまま、大学付属の病院で勤務をしました。

最初に配属されたのは救急部。

ドラマを見て、かっこいいと思ったから希望をしました。

先生に怒鳴られながらも充実した日々でした。

 

それなりに3年間頑張って、次に配属されたのはICU。

 

 

でも、あのまま働き続ける事に何か疑問を感じてしまった。

日々働いているうちに、思い描いてた看護とのズレがでてきて。

私がなりたかった看護師って何だろうって思ってしまった・・・。

もっと患者さんに寄り添った看護がしてみたい、そう思うようになり、上京して再就職しました。

 

 

東京での生活に憧れもあったから、恵比寿にマンションも借りて、意気揚々と新生活を始めました。

配属されたのは脳神経外科。

東京の大きな病院だから、最高の看護を学べる、と大きな期待を抱いていたのです。

仕事の帰りに、恵比寿の駅ビルでケーキやお花、おしゃれなグッズも買ったり、ガーデンプレイスに行ったり、

最初はとても楽しくできました。

夜景で見える東京タワーはとっても綺麗。

東京に住んでいる友達とおしゃれなお店に行ったし、大好きなアーテイストのライブも行った。

でも仕事に慣れてくると、自分が求めていた看護はそこにはないような気がしてきました。

みんな仕事に追われて、業務をこなしているだけに見える。

ここじゃない、私が探している所は・・・。

 

 

この広い東京なら、きっといい病院は見つかるに違いありません。

 

せっかく働くならもっといい看護をしている病院を探そう、そう思ってまた転職を決意しました。

 

東京に出てくるときに、紹介会社に登録して電話攻めにあったので、もう紹介会社は使わずに、

自力で探すことにしました。

 

今は、仕事から帰ると、パソコンで病院を調べるのが私の日課。

 

実は、既にいい所を見つけました。

 

病院を移転し増床するので、看護師を大増員するようです。

病院も新しいし、新病棟なら同時に入職だから、関係がフラットです。

早速電話で面接を申し込むと、日程がすぐ決まりました。

 

・・・・続く

 

個人で雇う看護師「ナース家政婦さん」

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