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「転職会社利用でやってはいけない3か条」ナースが知らない転職の真実 第7回

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第7回 ナースが知らない転職の真実          ナースプロジェクト代表 喜多万里子

 #転職会社利用でやってはいけない3か条

こんにちは

少し春めいた日が出てきましたね。

4月に向けて、多くの方は新しい職場へと期待に胸を膨らませているかもしれませんね。

でも、もしかしたら就活中の方も少なくないかもしれません。

紹介会社を利用して転職される方もいらっしゃると思いますが、

やってしまうとまずい事があります。

タダで利用できるからと、気軽にやってしまうかもしれませんが要注意!

 

NG1 募集案件だけ聞いて音信不通

求職の看護師さんからのご依頼で、現在の募集状況を先方様に確認する時に、「どんな方ですか?」と聞かれる事が多くあります。

紹介会社によっては、あらかじめ、名前を表示しない、ごく簡単なプロフィールをあちこちにFAXしています。

募集中と返事をした事業所様は、その後の連絡を待っていたりします。

なのに、それっきり紹介会社からお返事がないとどうでしょう。

紹介会社も、そうならないように、YESかNOかのお返事は求職者様から欲しいものです。

なのに、提示案件情報を受け取って、後はメールでも電話でもご連絡の取れない方がいます。

後日事業者様にご連絡した時に、

「この間の人はどうなったの?」と聞かれた時に、お話のしようがありません。

この求職者が、万が一そこに直接応募した時に、先方が「あの時の人かな?」と何となく感じてしまう事もあると思います。

その時にその方の評価が下がらないか心配になります。

 

2.採用面接設定後の音信不通

先方との面接の段取りもして、いよいよ、という段階での音信不通、これは1よりもっといけません。

求職者情報は先方様に行っていますので、バッチリ悪印象だけが残ってしまいます。

紹介会社もメンツ丸潰れで、再度この紹介会社を利用しても、良い評価を頂くことが難しくなります。

せめてお断りの連絡を!

 

3.採用決定後の音信不通

採用が決定して、いよいよ入職、という時、連絡の取れなくなる方がいます。

おそらく、他に気に入ったところがあってそちらに行かれるのだと思いますが、連絡なしに、というのが誠に残念です。

転職の多い業界ですから、人も動いています。

思わぬところでの評価下落に繋がりますので、ご用心ください。

 

以上、音信不通シリーズでした。

 

 

実は、こういった社会的配慮を持たない行動は、少なくありません。

これは看護師全体の評価の低下にもつながりかねず、しいては看護師給与の低迷にもつながっているのでは、と個人的に思ったりします。

 

このように求職者が相談途中で音信不通にしてしまうのには、紹介会社のしつこい電話攻勢が背景にあるのかもしれませんが、社会人としての一応のモラルは持った方がよさそうです。

 

紹介会社はタダだから気軽に利用、ではなく、

「タダだからこそ慎重に利用を!」

だと思っています。

 

 

喜多 万里子(きた まりこ)

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・プロフィール・岩手県生まれ。ナースプロジェクト代表。2015年株式会社キタイエ取締役就任。職業紹介責任者。防衛医科大学校高等看護学院卒業後、同大学病院にて勤務。退職後、武蔵野女子短期大学に学び、卒業、結婚、出産を経て看護師として復帰。現場での経験から現在の転職事情に危機感を持ち、ナースの転職について研究を進めている。現在、看護師のために正しい転職情報を発信している。看護師の転職にまつわるご相談はこちらnurseproject@kitaie-medicai.com

 

 

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