第9回「ナイチンゲールの空気の管理」感染管理に関わるあれこれ

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連載コラム 「感染管理に関わるあれこれ」

第9回 「ナイチンゲールの空気の管理」 榮留富美子

榮留富美子さんによる連載コラム第1回
「看護師は感染症にかかりやすい?」はこちら
連載コラム第2回 冬になると感染症が流行する理由」はこちら
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3月桃の節句を終え、春が一歩ずつ近づいています。

私も1つ歳を重ね、月日の流れを感じています。
前回は、「冬も・・・カビが発生しやすい?」を通じて、
カビの予防には、換気が重要であることをお話ししました。
さて、誰もが知っている歴史上の偉大な看護師
「ナイチンゲール」は、『看護覚え書き』の中で、
「換気」の重要性を伝えています。
看護学校1年次は、看護覚え書きから始まりましたが、
卒業後も勉強する機会がありますが、
今回は、前回の「カビ」に繋げて
「ナイチンゲールの空気の管理」についてお話します。


1.クリミアの天使

伝記作家セシル・ウーダム-スミスは、
ナイチンゲールの献身的不休不眠の看護が
兵士たちの心に響いて、
次第に「クリミアの天使」と呼ばれるようになったと記しています。

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『看護覚え書』の第1章は、「換気と保温」の冒頭で、
「よい看護が行われているかどうかを
判定するための基準としてまず第一にあげられること、
看護者が細心の注意を集中すべき最初に最後のこと、
何はさておいても患者にとって必要不可欠なこと、
それを満たさなかったら、あなたが患者のためにする
他のことすべてが無に帰するほど大切なこと、
反対に、それを満たしさえすれば
他はすべて放っておいてさえよいとさえ私は言いたいこと、
それは
《患者が呼吸する空気を、
患者の身体を冷やすことなく、
屋外と同じ清浄さに保つこと》
なのである。」
と述べています。

ナイチンゲールが看護を考えるとき、真っ先に
「人が吸う空気の問題」を取りあげ、
換気の重要性、原則を述べています。
換気に適した構造、窓の開閉、外気を取り入れる、
患者を暑がらせたり、寒がらせないように適温を保つことなどです。

 

2.相対湿度の管理基準値は40~70%

カビには さまざまな種類がありますが、
カビが発育する条件は有機物が存在し、
20度から30度の室温があり、
70パーセント以上の湿度と、
よどんだ空気が揃うと繁殖します。

ダニは、種類にもよりますが温度25度付近、
湿度75パーセント前後で活発に活動します。
60%以上は要注意、70%以上で急増します。

建築物における衛生的環境の確保に関する法律では、
相対湿度の管理基準値は、40~70%と定められています。
そして、40%未満では、
「口腔粘膜が乾燥する」
「インフルエンザウィルスの生存率が高い」
「静電気が生じやすい」と言われ、
40%以上70%以下が適正な管理基準値です。

70%を超えると、
「汗の蒸散を妨げ不快感が生じる」
「カビの生育が早い」
「ダニの生育が早い」
など好ましくない環境になってしまします。
*十分な換気必要がです。そして部屋の空気も清浄化、適温に保ちましょう。

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榮留 富美子(えいどめ ふみこ) 

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・プロフィール・長崎県大村市出身。2016年3月、陸上自衛隊を定年退職。2016年4月、EIDOME Consulting 開業。自衛隊中央病院高等看護学院卒業後、陸上自衛隊の看護師として、臨床現場、看護教育、部隊カウンセラーとして勤務。特に、感染管理認定看護師取得後は、自衛隊中央病院において専従として感染制御活動に携わる。

現在は、これまで培ってきた知識や技術を活かし、企業とコンサルティング契約、また、日本環境感染学会教育委員としての活動やフィットテスト研究会、感染管理認定看護師課程等において感染管理や労働安全衛生の非常勤講師として活動している。

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