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ナースとお金 第7回「あなたの残業代、どのタイプ?」

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皆さんの職場は残業が多いですか?

残業代は申請できますか?

日頃のサービス残業?に不満を抱いていませんか?

実はこの残業手当にもいくつかのパターンがあります。

 

一つは、固定残業代(みなし)とよばれるものです。

これは残業代が全てお給料に織り込み済みで、給与に上乗せされることはありません。

一般的には、給与額面は、高めになっています。

この代表的な求人があります。

こちらは全国展開の某訪問看護ステーション。

給与は月40万~となっています。

ご利用者様の関係で、ご訪問が夜になる事もあります。

仕事が終わるのは、大体いつも19時。

土・日は休みですが、利用者様の関係で訪問が入ります。

しかし、固定残業代の制度を取っているので、お給料が増える事はありません。

土日出勤の場合振替休日あり、となっていますが、実際にご訪問が入った場合は

残業扱い処理になり、振替でお休みを取る事は出来ないそうです。

 

皆様はどう感じますか?

これが魅力的と感じる方も、負担と感じる方もいますので、よく理解して選ぶ事が大切です。

 

次は、一部固定残業制を取っている介護福祉分野のある企業です。

現在全国に訪問介護施設を展開し、関東には高齢者施設も展開しています。

こちらは、1日45分の固定残業代を月に約6万6千円~9万円弱支給しています。

これは残業の有無に関らず支給されます。

日々の仕事で、45分を超えて残業となった分は、更なる残業代として支払われます。

こちらの職場の中には、残業がほとんどない職場もありますが、正看護師の給与は35万円~。

こういったように、一定時間の残業がお給料に込みとなっている所、実は多いですよね。

ただ、こちらのように、きちんと固定残業代として明示していない所が多く、

入職してから職員の噂話で

「30分は残業代が付かないらしいよ」

と知らされることも多いようです。

しかも、お給料は普通だった、というオチです。

実質的なサービス残業に近い実態ですね。

 

最後は、残業代は1分から支払います、という、大手グループ企業の職場です。

こちらは、定時で仕事が終わり残業がないのがアピールポイントになっています。

時間内に仕事が終わる様に、業務管理がきちんとされているのでしょう。

1分は大げさだなぁと個人的には感じていました。

時間きっかりに終わるという事は、終了時間にタイムカードの前に立っていないと不可能な技ですから。

最近確認してみたら、その文章は削除されていたので、さすがにそれはなくなったんだな、と。

それにしても、この人手不足の介護分野の職場で、残業に対する意識がきちんとしているのは、

さすが第1線の企業グループだなと思います。

看護師の働く職場が広がり、こうした優良企業の職場がでてきていますので、

遅れた体制の医療の職場には頑張ってもらいたいものです。

 

個人で雇う看護師「ナース家政婦さん」

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