第3回 「その咳とくしゃみ・・・周囲に迷惑をかけてない? 」

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連載コラム 「感染管理に関わるあれこれ」

第3回 「その咳とくしゃみ・・・周囲に迷惑をかけてない? 」     榮留富美子

 

連載コラム第一回「看護師は感染症にかかりやすい?」はこちら 連載コラム第2回 冬になると感染症が流行する理由」はこちら
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冬場の通勤中の電車やバスの中では、マスクをしている人を沢山見かけます。マスクが予防的なのか、それとも具合が悪くて装着しているのかは、見ただけではわかりませんよね。

もしも、自分の傍で、咳やくしゃみをする人がいたらどう思いますか?マスクを付けてないとか、きちんと装着できていなかったら、「具合が悪くてかわいそう」と思う前に、「自分にうつらなきゃいいなぁ・・・」と思うのが本音かもしれませんね。

 

今回は、「 その咳とくしゃみ・・・周囲に迷惑かけてない?」についてお話します。

 

 

2010年にフィットテスト研究会認定のフィットテストインストラクターになった私は、電車やバスの中では、マスクの付け方を突っ込みたくなります・・・(笑)

インフルエンザなどで咳やくしゃみが出るということは、鼻や口から入ってきたウイルスや細菌などを体の外に出そうする身体の動きであり、ウイルスを含んだそのしぶきは、咳は約3m、くしゃみは5m・・・それ以上飛ぶとも言われています。ウイルスの量はというと、咳では約10万個、くしゃみでは約200万個以上です。

 

「周囲に迷惑をかけてない?」ではなく、「明らかに周囲に迷惑をかけています。」から・・

 

1.咳エチケット

厚生労働省では、咳エチケットの普及啓発活動が行われています。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/ 「平成28年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」

 

  • 咳・くしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
  • 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。
  • 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

 

2.マスク着脱の留意点

  • マスク装着は、「うつされない」ではなく、「うつさない」ためです。
  • マスクを付けるときは、顎の下から鼻まで隙間がないように覆いましょう。
  • マスクを外すときは、ゴムを持ちマスクのフィルター部分に触らないように外し、蓋付きのごみ箱に捨て、その後、手洗いを行いましょう。

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「咳エチケット」「手洗い」

ひとりひとりのマナーが大事です。

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榮留 富美子(えいどめ ふみこ) 

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・プロフィール・長崎県大村市出身。2016年3月、陸上自衛隊を定年退職。2016年4月、EIDOME Consulting 開業。自衛隊中央病院高等看護学院卒業後、陸上自衛隊の看護師として、臨床現場、看護教育、部隊カウンセラーとして勤務。特に、感染管理認定看護師取得後は、自衛隊中央病院において専従として感染制御活動に携わる。

現在は、これまで培ってきた知識や技術を活かし、企業とコンサルティング契約、また、日本環境感染学会教育委員としての活動やフィットテスト研究会、感染管理認定看護師課程等において感染管理や労働安全衛生の非常勤講師として活動している。

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1 個のコメント

  • 自分のコラムにコメントです(^w^)
    ある友人からコラムを読んでメッセージを頂きました。最近は「だて眼鏡」のような「だてマスク」が多いのかもと。皆さんの近くにはいかがですか?
    メンタルを考えていかなければならない、いわゆるマスク依存…感染対策は勿論ですが、マスクが社会に一歩交わることに繋がっていると思います。
    皆さま、色んなコメントを楽しみにしています。

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